trdsql インストール

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概要

trdsqlはテーブル(表)形式のテキストに対してSQLを実行するCLIツールです。 テーブル形式とは、行と列で構成される以下のようなデータです。

1列2列
1行a1a2
2行b1b2

結果をざまざまなフォーマットに出力できるので、テーブル形式データのフォーマット変換にも使用できます。

インストール

Linux/Windows/macOSの場合は、GitHubのリリースページからバイナリをダウンロードできます。 Goで作られていて、他に依存ライブラリがない1バイナリなので、展開してすぐに実行できます。

Docker

Dockerが使用できる環境であればDockerでも実行できます。Docker Hubからdocker pullも使用できるので、以下のようにしてpullしてください。

docker pull noborus/trdsql

入力ファイルの場所をマウントして使用して下さい。結果は標準出力に出るので、そのままリダイレクトで受け取れます。

カレントディレクトリにあるtest.csvに対して実行するときは以下のようになります。

docker run --rm -it -v $(pwd):$(pwd) --workdir $(pwd) noborus/trdsql "SELECT * FROM test.csv" > test_new.csv

Homebrew

macOSが無いので、実際には試していませんが、以下でインストールできるのではないかと思ってます。

brew tap noborus/trdsql
brew install trdsql

go get

go のビルド環境があれば自分でビルドすることもできます。

go get -u -d github.com/noborus/trdsql
cd trdsql
make

自分の環境用にビルドするのは難しくないと思いますが、クロスコンパイルする場合は、依存しているgo-sqlite3が cgo を使用しているので、注意が必要になります。

実行

実行はターミナル上から実行します。

trdsql [OPTIONS] [SQLコマンド]

SQLコマンドでは、データベースのテーブルを指定しますが、テーブルの代わりにファイルをそのまま指定できます。