trdsql JOIN

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これまで一つのファイルにSQLを実行してきましたが、複数のファイルをJOINするSQLも実行できます。

以下の2つのCSVファイルがあったとして、

abc.csv

1,AAA
2,BBB
3,CCC

price.csv

1,100
2,500
3,50

以下のように連結するのが、JOINです。

1,AAA,100
2,BBB,500
3,CCC,50

trdsqlではテーブルの代わりにファイル名を使用すれば、そのままSQLのJOINが書けます。

trdsql "SELECT a.c1, a.c2, p.c2" \
         "FROM abc.csv AS a" \
    "LEFT JOIN price.csv AS p" \
               "USING (c1)"

同じ件数で対応する同じ列がある1対1のJOINのため、INNER JOINと同じ結果になります。 LEFT JOINの場合は、先に指定したabc.csvの行はすべて表示され、price.csvは対応する行がある場合のみ表示されます。 今回はヘッダーがないCSVなので、列名はc1,c2…の共通になるため、一番左側(c1)が共通の列としてUSINGを使用してます。これは ON a.c1 = p.c1 と同じ意味になります。

複数のCSVをJOINするときには、ヘッダーの有無を統一しておく必要があります。

しかしながら、自動判別可能な拡張子になっていれば、CSVとLTSV等の混在は可能です。

unit.ltsv

id:1	unit:個
id:2	unit:箱

先程のCSVのJOINの結果に更にLTSVをJOINします。

 trdsql -oat \
       "SELECT a.c1, a.c2, p.c2, unit" \
        " FROM abc.csv AS a" \
    "LEFT JOIN price.csv AS p" \
               "USING (c1)" \
    "LEFT JOIN unit.ltsv AS u " \
               "ON (a.c1 = u.id)"
+----+-----+-----+------+
| c1 | c2  | c2  | unit |
+----+-----+-----+------+
|  1 | AAA | 100 | 個   |
|  2 | BBB | 500 | 箱   |
|  3 | CCC |  50 |      |
+----+-----+-----+------+