ov v0.32.0
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ov v0.32.0をリリースしました
Terminal PAGER releases ov v0.32.0
起動時に検索する--pattern オプションを追加
--pattern は起動時に検索する文字列を指定することができます。
先頭から/検索文字列で検索する場合と同じです。
lessの--patternオプション相当です。
圧縮ファイルの伸長を行わない--skip-extractオプションを追加
--skip-extract は圧縮ファイルの伸長をしないオプションです。
ovでは先頭の数バイトから圧縮ファイルの判定を指定します。
そのため、パイプ等で1文字2文字しか渡されない場合は、必要なバイト数に達するまで表示されません。
--skip-extract を指定すると、圧縮ファイルの判定をおこなわないので即座に表示します。
バッファの保存を追加
通常ファイルではないパイプ等の入力のときに現在のバッファを保存できるようになりました。
lessのsアクションと同じです。
デフォルトではS(大文字キー)で保存します。
ctrl+hにキー割り当てが可能になりました
ctrl+hは端末によりbackspaceと区別できませんが、端末により動くが変わっており、押したキーを設定で割り当てることができない場合が多くありました。
ctrl+hはbackspaceを必ず同一にすることにより割り当て可能にしました。
そのため ctrl+hとbackspaceとctrl+backspaceは区別せずにbackspaceになります。
Backspace2が別に割り当てられるような記述がありましたが、これは廃止しました。
section-headerオプションを追加
--section-header はセクションのヘッダーを表示するかどうかを指定するオプションです。
例えば~/.gitconfigに以下のように設定するとgit diffではファイル単位でセクションとして扱い、スクロールしてもファイル名がヘッダーとして表示されるようになります。
[pager]
	diff = ov -F --section-delimiter "^diff" --section-header
	log = ov -F --section-delimiter "^commit" --section-header過去のバージョン
- v0.32.0 section-headerオプションを追加
 - v0.31.0 検索にsmartcaseオプションを追加
 - v0.30.0 すべてをメモリにロードしないように変更
 - v0.15.0 パフォーマンス、メモリ効率改善
 - v0.14.2 キーボード、マウスの改善
 - v0.14.1 column-delimiterに正規表現サポートを追加
 - v0.14.0 XDG_CONFIG_HOMEに対応
 - v0.13.0 view-modeの修正
 - v0.12.0 multicolor, jump-targetの追加
 - v0.11.1 設定名の微修正
 - v0.11.0 sectionの概念を追加
 - v0.10.0 reload,watchを追加
 - v0.9.6 リダイレクト出力、列モードの修正
 - v0.9.5 サスペンド/レジュームのサポート
 - v0.9.4 マーク機能の強化、インクリメンタルサーチを追加して検索強化。
 - v0.9.3 スキップ行オプションの追加
 - v0.9.2 主要モジュール更新版
 - v0.9.1 半画面下移動のバグ修正。goのバージョンを1.16以降へ変更。
 - v0.9.0 follow,follow-all,execの各モードを追加、改善。検索とカラム選択のスタイルカスタマイズを可能にしました。
 - v0.8.9 (pre)follow-mode,follow-all-modeの追加
 - v0.8.1 文字の単位をCode point から Grapheme clusterに変更しました。
 - v0.8.0 tcell v2にアップグレードしました。
 - v0.7.1 交互に行スタイル効果適用の行がズレていたので修正
 - v0.7.0 スタイルカスタマイズの改善
 - v0.6.2 検索の高速化とキャンセル処理の追加
 - v0.6.1 細かな修正バージョン
 - v0.6.0 マウスサポート
 - v0.5.0 複数のドキュメントを開く方法を変更
 - v0.4.0 ヘルプ画面を追加
 - v0.3.1 位置をマークする機能を追加
 - v0.3.0 入力の改善
 - v0.2.1 色をカスタマイズ可能にする
 - v0.2.0 検索の改善
 - v0.1.3 行番号モードを追加
 - v0.1.2 Homebrewパッケージの追加
 - v0.1.1 パッケージ自動更新の調整
 - v0.1.0 ovにレポジトリ名と構成を変更。deb/rpmパッケージの追加
 - v0.0.5 現在の基本機能を備えた最初のバージョン
 
