ov v0.7.0

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ov v0.7.0をリリースしました。

Terminal PAGER releases ov v0.7.0

PAGER=ov としても問題なく使えるバージョンになっていると思います。

スタイルカスタマイズを変更しました。

元々は、ヘッダーの色、行の交互表示の背景色、重ね打ちの色、重ね内下線の色を設定ファイルにより指定出来るようにしていましたが、これらの項目全体のスタイルを指定できるようにしました。

それぞれ、StyleHeader、StyleAlternate、StyleOverStrike、 StyleOverLineという項目名について、以下のスタイルを指定できます。

  • Foreground、Background には色名。
  • Bold, Blink, Dim, Italic, Underline には true / false(Boolean)。

以下のように指定できます。

StyleHeader:
  Background: "gray"
  Foreground: "red"
  Bold: true
  Italic: true
  Underline: true

ov.yaml をコピーして変更していくと良いと思います。

また、lessのキーバインドに近づけた ov-less.yaml をアップしておきました。 lessに慣れている方はこちらを使用すると移行がしやすいと思います。

ページアップ、ページダウンの移動改善

1行を折り返さない表示の場合は、表示領域の高さ=行数なので、+-するだけで問題なかったですが、 折り返す場合は、表示領域の幅により表示できる行数が変わり、スクロール時にはさらに行の途中から表示する必要があったりするので、 これまでページアップ、ページダウンは正確に1ページではありませんでした。

今回はその計算の実装をやり直しました。そのため、1行が非常に長く画面いっぱいになる場合でも、ページ単位の移動で、その途中の表示からちゃんと表示されるようになりました。 また1行が非常に長い場合にパフォーマンスが落ちるのを少し改善しました。元々の実装の仕方により、1行が長すぎる行の効率はあまり良くありません。

過去のバージョン

  • v0.7.0 スタイルカスタマイズの改善
  • v0.6.2 検索の高速化とキャンセル処理の追加
  • v0.6.1 細かな修正バージョン
  • v0.6.0 マウスサポート
  • v0.5.0 複数のドキュメントを開く方法を変更
  • v0.4.0 ヘルプ画面を追加
  • v0.3.1 位置をマークする機能を追加
  • v0.3.0 入力の改善
  • v0.2.1 色をカスタマイズ可能にする
  • v0.2.0 検索の改善
  • v0.1.3 行番号モードを追加
  • v0.1.2 Homebrewパッケージの追加
  • v0.1.1 パッケージ自動更新の調整
  • v0.1.0 ovにレポジトリ名と構成を変更。deb/rpmパッケージの追加
  • v0.0.5 現在の基本機能を備えた最初のバージョン

参考

ovの紹介