pg_shadow
pg_shadowビューは下位互換のために存在しています。
バージョン8.1以前のPostgreSQLに存在していたカタログを模擬します。
pg_authid内でrolcanloginのマークがついた全てのロールの属性を保持します。
  
名前の由来は、このテーブルがパスワードを含むため、一般的には読めないことから来ています。
pg_userは、pg_shadowのビューですが、パスワードの列が空白となっているため一般に読むことが可能です。
  
表52.87 pg_shadowの列
| 名前 | 型 | 参照先 | 説明 | 
|---|---|---|---|
| usename | name |  | ユーザ名 | 
| usesysid | oid |  | ユーザID | 
| usecreatedb | bool | ユーザはデータベースを作成可能です。 | |
| usesuper | bool | ユーザはスーパーユーザです。 | |
| userepl | bool | ユーザはストリーミングレプリケーションを開始することができ、システムをバックアップモードにしたり、戻したりできます。 | |
| usebypassrls | bool | ユーザはすべての行単位セキュリティポリシーを無視します。 詳しくは5.7を参照してください。 | |
| passwd | text | (おそらく暗号化された)パスワード。
存在しない場合はNULLです。
暗号化されたパスワードの格納方法については pg_authidを参照してください。 | |
| valuntil | abstime | パスワード有効期限(パスワード認証でのみ使用) | |
| useconfig | text[] | 実行時設定変数のセッションデフォルト |