ov v0.15.0
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ov v0.15.0をリリースしました
Terminal PAGER releases ov v0.15.0
メモリ管理の方法を見直して、Chunk単位(現在のところ1万行)で管理することにより、大きなファイルの読み込み速度が改善しました。またメモリの使用量も少なくなっています。
ovはこれまでのところ、ファイルの内容をすべてメモリにロードしていましたが、今回はすべてインメモリで動作する最後(バグフィックス版は出るかもしれませんが)のバージョンになります。
行管理がChunk単位にすることで、Chunk単位でメモリへのロードとアンロードが可能になるため、通常のファイルではすべてメモリに載っている必要がなくなります。
ただ、アンロード、再ロード、パイプの場合の戦略の違い等々、変更が多岐に渡るため、次のバージョンの変更が大きくなります。
過去のバージョン
- v0.15.0 パフォーマンス、メモリ効率改善
- v0.14.2 キーボード、マウスの改善
- v0.14.1 column-delimiterに正規表現サポートを追加
- v0.14.0 XDG_CONFIG_HOMEに対応
- v0.13.0 view-modeの修正
- v0.12.0 multicolor, jump-targetの追加
- v0.11.1 設定名の微修正
- v0.11.0 sectionの概念を追加
- v0.10.0 reload,watchを追加
- v0.9.6 リダイレクト出力、列モードの修正
- v0.9.5 サスペンド/レジュームのサポート
- v0.9.4 マーク機能の強化、インクリメンタルサーチを追加して検索強化。
- v0.9.3 スキップ行オプションの追加
- v0.9.2 主要モジュール更新版
- v0.9.1 半画面下移動のバグ修正。goのバージョンを1.16以降へ変更。
- v0.9.0 follow,follow-all,execの各モードを追加、改善。検索とカラム選択のスタイルカスタマイズを可能にしました。
- v0.8.9 (pre)follow-mode,follow-all-modeの追加
- v0.8.1 文字の単位をCode point から Grapheme clusterに変更しました。
- v0.8.0 tcell v2にアップグレードしました。
- v0.7.1 交互に行スタイル効果適用の行がズレていたので修正
- v0.7.0 スタイルカスタマイズの改善
- v0.6.2 検索の高速化とキャンセル処理の追加
- v0.6.1 細かな修正バージョン
- v0.6.0 マウスサポート
- v0.5.0 複数のドキュメントを開く方法を変更
- v0.4.0 ヘルプ画面を追加
- v0.3.1 位置をマークする機能を追加
- v0.3.0 入力の改善
- v0.2.1 色をカスタマイズ可能にする
- v0.2.0 検索の改善
- v0.1.3 行番号モードを追加
- v0.1.2 Homebrewパッケージの追加
- v0.1.1 パッケージ自動更新の調整
- v0.1.0 ovにレポジトリ名と構成を変更。deb/rpmパッケージの追加
- v0.0.5 現在の基本機能を備えた最初のバージョン