53.17. pg_default_acl #

pg_default_aclカタログには、新規に作成されたオブジェクトに割り当てられた初期権限が格納されます。

表53.17 pg_default_aclの列

列 型

説明

oid oid

行識別子

defaclrole oid (参照先 pg_authid.oid

この項目に関連するロールのOID

defaclnamespace oid (参照先 pg_namespace.oid

この項目に関連する名前空間のOID。何もない場合はゼロ

defaclobjtype char

この項目のオブジェクト種類: r = リレーション(テーブル、ビュー)、 S = シーケンス、 f = 関数、 T = 型、 n = スキーマ

defaclacl aclitem[]

この種類のオブジェクトが作成時に保持しなければならないアクセス権限


pg_default_aclの項目は、指示されたユーザに属するオブジェクトに割り当てられる初期権限を示します。 現在2種類の項目があります。 defaclnamespace = ゼロを持つ大域的な項目と特定のスキーマを参照するスキーマ単位の項目です。 大域的な項目が存在する場合、その種類のオブジェクトの通常の組み込まれたデフォルト権限を上書きします。 もしスキーマ単位の項目があれば、それは大域的な権限または組み込まれたデフォルト権限に追加される権限を表します。

他のカタログ内のACL項目がNULLの場合、その時のpg_default_acl内のものではではなくそのオブジェクトの組み込まれたデフォルト権限を表すものが取られます。 pg_default_aclはオブジェクトの生成時のみに考慮されます。